注目を集める建設DXのブラニュー株式会社

2009年に設立された東京のブラニュー株式会社は、建設業界の産業構造をテクノロジーでアップデートを図っています。
テクノロジーでアップデートすることを掲げる同社は、50年生産性が高まっていない建設業界に着目、業界の変革を実現すべく日々デジタルトランスフォーメーションに取り組む企業です。
日本の建設業界は巨大で産業規模が大きなものですが、未だにアナログで非効率な働き方をしている部分が少なくないです。
その為、無駄を省き生産性を向上させてコストを削減すれば、再び建設業界が日本経済をけん引する産業になるのではないかと、ブラニュー株式会社は考えているわけです。
同社は従業員がオープンにコミュニケーションを図れる社風で、若手が上昇志向で上を目指せる、若手の育ちやすい土壌があります。
またプロダクトで課題に取り組み解決する風土ですから、創造性や革新性といった武器に繋がっています。
建設業界に的を絞りNo.1プラットフォームの開発に取り組んでいるので、企業は上向きで成長していますし、成果を出す人が次々に昇進しているので組織の成長も早いです。

レガシー産業のDXでスモールビジネスを加速させる

レガシー産業のDXでスモールビジネスを加速させる、これがブラニュー株式会社の目標ですが、ターゲットが建設業界なのは代表が建設業を知っていたのが理由です。
そして非効率なアナログ的な仕事が多いことも知っていたことから、テクノロジーを活用して産業構造のスマート化に乗り出した流れです。
データの活用とデジタルマーケティングに力を入れているので、ここに創業から10年以上の歴史と、建設DXに取り組んできた強みが活きています。
特に長けているのが現場で実際に利用するユーザーのことを考えた、デジタルツールの開発と環境の整備です。
いくらツールが優秀でも、使いこなせなければ意味がありませんし、建設業界のアップデートなど夢のまた夢です。
そこで、UIやUXのシンプルさに加えて、作業者と管理者でUIとUXを変える工夫を行っています。
基本は現場主体のプロダクト開発ですが、プロダクトに磨きを掛けつつユーザー教育も行うことで、より使いやすく生産性向上に寄与するツールへと進化を続けます。

建設業界のデジタルトランスフォーメーションを目指す

建設業界のデジタルトランスフォーメーション、つまり業界の変革という大きなミッションに取り組んでいるわけですが、この取り組みは一朝一夕で終わるものではないです。
会社が誕生してからの約10年はあくまでも長い歴史の一部で、10年も通過点に過ぎないといえるでしょう。
50年ものあいだ変わってこなかった業界を変えようとしているので、ブラニュー株式会社の取り組みは本気ですし、だからこそ中小建設事業者の期待が集まっています。

主力プロダクトであるCAREECON

建設DXの取り組みの中から生まれてきた成果の1つは、CAREECONという同社の主力プロダクトです。
CAREECONはオンラインマッチングのシェアリングプラットフォームで、インターネットで仕事や採用、会社選びを実現する仕組みです。
下請けや紹介以外の新しい受発注の選択肢として、CAREECONを使ったマッチングは注目を集めます。
CAREECONforWORKは施工管理の為のツールで、クラウドベースのサービスによる導入の低さが特徴の1つとなっています。
このツールの主なユーザーは施工管理担当者で、ツールを活用するとデータ管理や共有といった手間の掛かる業務の負担軽減に繋がります。
施工管理業務の効率化を念頭に開発されていますから、管理担当者にとって使いやすいのは勿論のこと、痒いところに手が届く機能が充実しています。
CAREECONSitesはいわゆるWebサイト管理ツールですが、スモールビジネスの負担となるバックヤード業務と、マーケティングに焦点を合わせて開発されているのが特徴です。
Webサイトの管理はノーコードですし、バックヤード業務やマーケティングは自動化できるので、業務の大部分の負担が軽減されます。

まとめ

建設業界は人材不足が進行していますが、その理由には人材の高齢化と、建設業で働く若者の減少が挙げられます。
少子化も理由の1つではありますが、無駄が多くて生産性が上がらず、年収も上がりにくく若者にとっての魅力が少ない、産業構造そのものも無視できないです。
今後も人材不足に歯止めが利かなければ深刻化しますし、人材が確保できずに工事が予定通り進まないといったケースも発生すると考えられます。

ブラニュー株式会社のテクノロジーを使った業界のアップデートは、建設業の無駄を減らして生産性を上げ、若者の目に魅力的に映る産業へと変革する切っ掛けになり得ます。
過去約10年で5千社以上のクライアントと関わり、DXの加速を助けてきた実績がありますから、その成果は着実に目に見える形であらわれてくるはずです。
ブラニュー株式会社は大きな目標を掲げ、中小建設事業者のスモールビジネスのアプローチから建設業界全体の変革を促す企業ですから、次の10年に今度は何を見せるのか楽しみです。

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