目次
1.盗難などのセキュリティ面からの課題も山積み・・・
2017年は仮想通貨元年ともいわれ、仮想通貨のマーケットは大きく成長したといわれています。
しかしその一方で、盗難などのセキュリティ面からの課題なども心配されてきています。
また、こうした通貨のマーケット参入なども多くなってきてくるとともに、取引等の増加による送金遅延といった問題なども課題として挙げられました。
仮想通貨流出事件によってセキュリティなどの基準に対する意識が高まり、こうした点などについては今後も課題になるといわれています。
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逆に言えば、そうした点に対する対処法により、今後の仮想通貨マーケットは更なる拡大の可能性を秘めているといえます。
この暗号通貨は2017年の12月にCBOEとCMEの2先物取引所に上場されました。
これらの2取引所は世界的な先物取引所で、これらの取引所に上場したという事実は、この通貨が魅力的な投資先として認められたともいえ、たくさんの投資家たちの参入が期待されています。
しかし、この通貨のマーケットがもつ課題などにより、この動きによってマーケット自体がかえって不安定さを増すという点なども指摘されています。
2.将来的には金融商品としての価値が高まる期待もある
この通貨が金融商品として注目されていくにはまだマーケット規模自体が小さいといわれていますが、先物上場をしたことで今後に期待されているということが言えます。
さらに、現物やFXの取引きなどを行う人々も増えてきたといわれています。
取引の形態なども充実してきており将来的には金融商品としての価値が高まるといった期待もあります。
この通貨が金融商品として広く認められるかどうかという点はアメリカ証券取引委員会で行われるETFの承認の有無によって左右されるといわれます。
ETF はExchange Traded Fundという上場投資信託の頭文字を取ったもので、仮想通貨ETFという証券取引所で取引される投資信託に関する承認する権限を持っている団体です。
この団体はETFの申請に対して審査を行っており、この通貨がETF承認されるか否かはこの通貨の今後の動向に大きな影響を与えるといわれているのです。
3.仮想通貨が含まれた投資信託が証券取引所に上場できるのか?
しかし、ソリッドエックスとバン・エックが既に申請を行っているのですが、証券取引所でのこの通貨の取引については承認可否の判断が延期されているのです。
その理由は指摘されている課題などがまだ解決されないということなのです。
そのため、仮想通貨が含まれた投資信託が証券取引所に上場していいかどうかということについてはアメリカ証券取引委員会の回答待ち状態が続いているのです。
しかし課題が解決されていき、この通貨ETFが承認された場合には、証券取引所でこうした通貨の流通が行われることになります。
証券として認められることでその信頼性も向上し、暗号通貨流通量も増えていくといえます。
また、需要も高まることで予想価格も大幅に高くなっていくと考えられています。
4.アメリカ証券取引委員会のETF承認などによって左右される
しかし、まだまだ取引量が少ないという点や金融商品としてのリスクが高いと考えられている点や規制などが確立されていないといった点などから、この通貨ETFはまだ判断待ちの状態です。
取引所の安全性など、課題が様々に指摘されていますが、これらが解決されていくことで、その存在自体が広く多くの人々によって認められていく方向になっていくといえます。
こうした仮想的な通貨の今後については、アメリカ証券取引委員会のETF承認などによって左右されると考えられていますが、証券専門家の中には承認は時間の問題といった見方をする人も多くおり今後の動向が注目されています。
今後、こうした仮想的な通貨のもつ課題などが次々とクリアされていくことで状況に変化が見られるようになると考えられているのです。