正しい耳掃除とは?頻度ややり方について

1.毎日やる必要なし!

家庭で耳掃除をやる時の正しいやり方と頻度を知っていますか?
気持ちいいから毎日やっているという人は一度耳掃除について見直して見ましょう。

きちんとした頻度とやり方でやらないと耳を傷つけてしまいます。
まず頻度ですが毎日やる人が居ますが毎日やる必要はありません。
2,3週間に1度で十分耳垢を取ることが出来ます。

かえって毎日やるほうが耳の中の擦りすぎで外耳道を傷つける可能性があります。
外耳道が傷つくと外耳炎などになります。

外耳炎は耳がもの凄く痒くなったり、首や顔付近にも痛みが出てきます。
治療すれば治る病気ですが、酷い状態だと治った後でも聞こえが悪くなることがあるので注意が必要です。

2.一回でやる時間は片耳3分ぐらい

そんな病気にならないためにも毎日掃除をするのは辞めましょう。
耳掃除で耳垢を全部取らないと何かあるわけでもありません。
むしろ少し残しておいた方がいいんです。

耳垢には殺菌効果があり、他にも外耳道を保護する役目もあります。
なのですべて取ろうとは考えずにちょっと気になるのだけ取るに留めておいてください。

一回でやる時間は片耳3分ぐらいで十分です。

正し2,3週間に1度でいい人と1週間に1度やったほうがいい人の2通りの人が居ます。
それは耳垢の種類によって違うのですが、耳垢には乾燥した耳垢の人のコナ耳とネバネバとした耳垢の人のアメ耳の2通りの種類があります。

コナ耳の人は乾燥している状態なので耳掃除をしなくてもぽろっと外に垢が出てくるのですが、アメ耳の人はネバネバしているため勝手に外に出てくれずに、適度な掃除をしないとどんどん中に溜まっていき詰まってしまうことがあります。
なのでアメ耳の人は1週間に1度は掃除をしてあげましょう。

3.正しい掃除のやり方

そして正しい掃除のやり方ですが、まず掃除に使うものは綿棒を使ってください。
耳かきもは正直掃除には向いていません。

奥には行きやすくごそっと取れるイメージがありますが垢を出したつもりが、逆に奥に垢を押し込んでしまうことがあります。
掃除が気持ちいい分全部取りたいという気持ちがあり奥に入れてしまうことがあるので、奥に入りづらい綿棒を使いましょう。

そしてやるときは外側からやっていきます。
いきなり奥に突っ込むのではなく徐々に奥に行くように手前からやるときれいに取ることが出来ます。

ただし注意点は奥に行き過ぎないことです。奥に行くと先程も言ったように詰まらせる危険があります。
自分ではなくお子さんなどにやる場合は特にどのぐらい入っているか分かりづらいので注意しましょう。

コナ耳の人は特に奥に入れなくても自然と落ちてくるので無理に取ろうとしなくても大丈夫です。
軽く優しく綿棒を当ててあげましょう。綿棒で剥がすイメージをして取る感じです。

4.おすすめな時間帯はお風呂上がりの後

逆にアメ耳の人は奥に行ってしまったら自然と出てくるのは難しいです。
耳垢は毎日増えていくので万が一奥に行ってしまった場合は耳鼻科に行くのが良いでしょう。

自分でやろうとして無理にやってはいけませんよ。
鼓膜を傷つけることもありますし、やりすぎで痛みが出ることもあります。

そしてやる時の時間帯ですが一番おすすめな時間があります。
それはお風呂上がりの後です。

特にアメ耳の人におすすめなのですが、お風呂上りは耳垢がお風呂の湿気によって柔らかくなっています。
柔らかい状態でやると取りやすいですし無理に力を入れる必要もありません。

そしてやる時は周りに誰もいない状態でやるのが良いです。
特にお子さんがいる場合は急に子供がぶつかってきて鼓膜を突き破ってしまったという事件もあります。

寝転がったり歩き回りながらというのも良くないですよ。
周りの状態をしっかり見て座った姿勢でやるのが一番ベストなやり方です。